FAQ / トラブルシューティング
SlideCraft を使っていてつまずきやすいポイントと、その対処をまとめました。 「症状 → 原因 → 直し方」の順で読めるように並べています。関連する詳しい説明には 各項目からリンクを張ってあります。
探し方
ブラウザ内検索(Ctrl/Cmd + F)で症状のキーワード(例: 「本文」「あふれる」「mac」)を 打ち込むと目的の項目に飛べます。
画像まわり
画像が本文テキストとして表示され、画像にならない
原因:SlideCraft が画像として埋め込むのは、データ URI(data:image/...;base64,...)だけです。 リモート URL(https://…)・ローカルパス(./logo.png や C:\...)・javascript: などは、 安全のため画像化されず、そのまま本文テキストとして扱われます。
直し方:画像をデータ URI に変換してから貼り込みます。
# ロゴ
データ URI にすると、プレビュー・HTML 出力・PPTX 出力のすべてに反映されます (PPTX ではデコードされてメディアとして貼り込まれます)。記法の詳細は Markdown 執筆ガイドを参照してください。
なぜ URL は弾かれるのか
外部 URL やローカルパスを自動で取りに行くと、意図しない通信やパス漏えいにつながります。 「データ URI のみ」は仕様であり不具合ではありません。
画像の位置やサイズが思った通りにならない
画像行の末尾に属性を付けると、位置・サイズ・切り抜き・重ね順を指定できます。
{x=0,y=0,w=13.33,h=7.5,fit=cover,behind=1}x/y/w/h… インチ単位の位置・サイズfit=cover/fit=contain… 枠に対する切り抜き方法ar=…… アスペクト比behind=1… 最背面(本文の後ろ)に敷く
視覚エディタ上でドラッグ移動・リサイズもでき、その結果がこの属性として Markdown に保存されます。
図(ダイアグラム)まわり
図が描画されない
原因:```diagram フェンス内の YAML/JSON に構文エラーがあるか、必須フィールドが欠けています。
直し方:
type:が指定されているか確認する(12 種のいずれか)。- そのタイプの必須フィールド(
nodes/edgesなど)が揃っているか確認する。 - エディタが描画できない理由を表示するので、そのメッセージに従って修正する。
最小の例(フローチャート):
type: flowchart
direction: LR
nodes:
- { id: a, label: 開始 }
- { id: b, label: 完了 }
edges:
- { from: a, to: b }各タイプの書き方と最小例は図(ダイアグラム)にまとまっています。
Mermaid の図が出ない/PPTX にできない
原因:Mermaid のうち gitGraph / sankey / C4 などは PPTX に変換できません。 これらは PPTX 出力時に拒否されます(無言で消えることはありません)。
直し方:対応する図に置き換えます。
- ネイティブ 12 種(
```diagramフェンス):flowchart/network/orgchart/sequence/timeline/quadrant/pie/gantt/journey/xychart/radar/kpi ```mermaidフェンス経由でのみ使える 4 種:class/state/ER/mindmap
stateDiagram-v2
[*] --> Idle
Idle --> Running: start
Running --> [*]: stop置き換え先の一覧と変換可否は図(ダイアグラム)を参照してください。
「変換不能」は具体的にどうなる?
変換可能な Mermaid は自動でネイティブ図(編集可能な図形)になります。 gitGraph / sankey / C4 などを含むスライドは、既定では PPTX 出力が拒否されるため、 出力前に置き換えが必要だと分かります。プレビューに出ていても油断せず、上記の対応種へ寄せてください。
起動・インストール
macOS で「壊れている」と出て開けない
原因:macOS 版は ad-hoc 署名(ノータライズなし)のため、Gatekeeper が警告を出します。
直し方:もっともクリーンなのは Homebrew cask 経由です。
brew install --cask zyuuryuu/slidecraft/slidecraftbrew はインストール時に quarantine 属性を剥がすので、初回起動の警告なしで開けます。 .dmg を直接ダウンロードした場合は、初回のみ 右クリック →「開く」、または次を実行します。
xattr -dr com.apple.quarantine /Applications/SlideCraft.appOS 別の入手方法はインストールガイドにまとまっています。
Windows / Linux でうまく入らない
配布インストーラは Releases から入手します。 Windows は .msi、Linux は .AppImage(実行権限を付けて起動)または .deb を使います。 詳細はインストールガイドを参照してください。
レイアウト・本文
本文がスライドからあふれる/フォントが小さくなる
原因:1 枚のスライドに収まりきらない量のテキストを入れています。
直し方:SlideCraft のエンジンは決定論的にあふれを分割します(内容を複数スライドに割る)。 それでも詰め込みすぎな場合は、次のいずれかで内容を減らします。
- 内容を要約する(手動、または内蔵 AI に依頼する → 支援AI設定ガイド)
- 箇条書きを整理し、1 スライド 1 メッセージに寄せる
- 一覧性のあるデータは GFM 表に変換する(編集可能なネイティブ表になります)
| 項目 | 旧プラン | 新プラン |
|------|---------|---------|
| 料金 | ¥1,000 | ¥800 |
| 容量 | 10 GB | 30 GB |テンプレートのフォントは縮めない
SlideCraft は「テンプレートのフォントを小さくして無理に収める」ことはしません。 見た目を崩さないため、収まらない分はスライドを増やす方針です。詳しくは Markdown 執筆ガイドを参照してください。
タイトルや本文が意図した枠に入らない
原因:テンプレート側で枠の役割(タイトル枠・本文枠)が壊れていると、正しく流し込めません。
直し方:取り込み時の診断で「整形して取り込む」(最小限の修復オファー)を使うと、 枠の役割を補って受け入れられる形に直せます。テンプレートの取り込み・修復・新規作成は テンプレートを参照してください。
AI・エージェント連携
AI エージェント(Claude Desktop / Claude Code など)から使いたい
直し方:slidecraft serve(stdio MCP サーバ)で連携できます。接続方法とツール一覧は MCP ガイドを参照してください。MCP サーバ自身はクラウドにも LLM にも送信しません。
内蔵 AI(オフライン)が動かない/モデルが落ちてこない
内蔵 AI は llamafile サイドカーで、初回に環境(RAM・CPU コア数)に応じたモデルを 自動ダウンロードします(一度だけ)。有効化・ティア・停止方法などは 支援AI設定ガイドにまとまっています。生成時に AI は自動起動し、 使い終わったら「停止」でメモリを解放できます。
出力
PPTX の図や表が画像として貼られている気がする
そうではありません。SlideCraft の PPTX 出力では、図・表は編集可能なネイティブ図形として 書き出されるため、PowerPoint 側でそのまま手直しできます(ラスタライズされた画像ではありません)。 唯一、データ URI で埋め込んだ画像だけがメディアとして貼り込まれます。 出力の詳細は二段階編集と出力を参照してください。
スタンダロン HTML を印刷するとレイアウトが崩れる
スタンダロン HTML は印刷すると 1 スライド=1 ページになるよう作られています。 崩れる場合は、ブラウザの印刷ダイアログで用紙向きを横(Landscape)、余白を「なし/最小」に、 拡大縮小を 100%(「ページに合わせる」off)に設定してください。
ライセンス
SlideCraft は Apache License 2.0 で提供されます。第三者コンポーネント・同梱バイナリ・ 実行時にダウンロードする AI モデル重みの帰属表示は、リポジトリの NOTICE / THIRD-PARTY-NOTICES.md を参照してください。
解決しない場合は問題の報告から再現手順を添えてお知らせください。